すまいる日記♪
『 セラミックを含んだ塗料の基礎知識 』
2016年10月05日(水)
創業以来50年、滋賀県ひこね市を中心に
屋根・外壁塗装を続けてまいりました
プロタイムズ彦根店 有限会社彦根塗装
すまいるサポートの織田です♪
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外壁塗装には、様々な塗料が使用されていますが、塗料を選ばれる時、みなさんは何を基準にして、判断されているでしょうか?
みなさん、価格・耐久年数などそれぞれの判断基準をお持ちかと思いますが、知識や情報に乏しい為に、大切なお住まいの塗り替えを営業マンの「セラミックを使用すれば安心ですよ!」の言葉だけで誤った判断をしてしまうことがあるかもしれません。
営業マンの説明を鵜呑みにしてしまう前に、塗料のことを知り、その知識を持って、塗料を選択できるよう、今回はセラミック塗料についてご説明します。
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セラミック塗料とは?
セラミックとは、陶磁器全般を指す言葉で、焼き物のことをいい、陶磁器、ガラス、セメントなどの種類があります。
「外壁塗装」を検索するとよくでてくるセラミック塗料は、一般にこの「セラミックという原料を塗料に含んだ塗料」のことを言います。
セラミック塗料と言っても、実際にはセラミック塗料の正確な定義はありません。
セラミック塗料には、100%セラミック塗料というものは存在しないのです。また、セラミック塗料=長寿命塗料、万能塗料でもありません。あくまでもセラミックは、原料の一つですので、業者から「セラミック塗料だから大丈夫!」とだけ言われた場合、その業者はもしかしたら悪徳業者かもしれないと心得ておきましょう。また、その言葉だけで安易に契約しないように気を付けましょう。
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セラミックの特徴は?
セラミック塗料には
・耐熱性が高い
・紫外線に強い
・硬度が高い
・汚れにくい
という4つの特徴がありますが、セラミック塗料が全ての特徴に優れているわけではありません。塗料に含まれるセラミック成分も塗料の種類によって異なり、セラミック塗料とひとまとめに呼ばれていますが、様々な主要成分に状態の異なるセラミックが配合されて、セラミック塗料と呼ばれているのです。
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セラミックを含んだ塗料の種類
セラミックを含んだ塗料には、無機塗料(低汚染機能を含む)、断熱塗料・遮熱塗料、意匠性をもたせた塗料の3つがあります。
それぞれの塗料の特徴について、少しお話します。
【無機塗料】
無機とは、炭素を含まないもので、身近なものでは、水や空気、金属、ガラス、セラミックなどを指します。
無機塗料には、主要成分となる樹脂そのものにセラミックの成分を含んでおり、低汚染機能(汚れが定着しにくい)があります。
低汚染機能とは、親水性(塗料に付着した水が塗膜(塗装した塗料が固まってできた膜)を通して汚れの下に入り込み、水とともに汚れを外壁から洗い流してくれる、水と結びつきやすい効果)を生かした機能です。
しかしこの低汚染機能は、セラミック成分の配合量により親水性の強さに違いがありますので、塗料の低汚染機能も塗料によって異なります。
選ぶ時には、該当する塗料メーカーの塗料の情報を、ホームページやカタログで確認して、「セラミック=低汚染性に優れている」と簡単に判断してしまわないように注意しましょう。
【断熱塗料・遮熱塗料】
断熱塗料、遮熱塗料は、特殊なセラミック製の微粒子(中が空洞になっている粒子)をベースの塗料の中に混合している塗料です。
断熱塗料の特徴は、粒子が空洞の為、熱伝導率を0にすることができ、室内は夏は涼しく、冬は暖かく、心地よく過ごすことができます。
遮熱塗料の特徴は、太陽光線の紫外線を反射することで、熱の上昇を抑制する機能です。
断熱・遮熱効果を発揮させる為、塗装職人は、塗料メーカーの技術指導をしっかり受ける必要があり、正しい施工技術によって、高い断熱・遮熱効果が確保されます。
【意匠性を持たせた塗料】
意匠性を持たせた塗料とは、セラミック成分(砂や小石程度の固形物)を加え、外壁で見た目(意匠)を天然石や砂岩や多色石にみせた塗料です。
意匠性を持たせることにより通常の塗装と異なり、深みのある多数の色合い、奥行き、立体感を生み出し、塗り替え後と塗り替え前の建物の印象を変えることが可能です。
※アステックペイント『グラナートSP』を塗装した例
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セラミック塗料(セラミックを含んだ塗料)を選ぶ基準は?
セラミックを含んだ塗料は、耐久性や耐候性、低汚染性に優れていますが、その分、他の塗料に比べて価格が高くなります。
また、セラミックを含んだ塗料の価格や耐久年数は、セラミック成分の配合率ではなく、ベースとなる樹脂塗料によって異なります。
つまり、ベースとなる塗料がアクリルか、ウレタンか、シリコンか、フッ素か、無機かによって価格と耐久年数が大きく異なります。
注意しておきたいのは、耐用年数が高い塗料は、塗り替え回数が少なくて済むということです。
大切なお住まいに
・これから何年住むのか?
・何度塗り替えを行うか?
ということを基準にライフプランを考え、どの塗料が最適なのか検討しましょう。
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塗装方法も確認を!
外壁塗装を決める際にもう一つ、大切なことがあります。
特殊な性能を持つセラミックを含んだ塗料だけで外壁塗装を行っても、まず下地が整っていないとその効果を発揮できません。
セラミックを含んだ塗料は、あくまでも上塗りの塗料ですあり、下地となる外壁の素材に合った下塗り塗料、中塗り塗料、そして特性から選んだ上塗り塗料がそろって初めて期待される効果が発揮されるのです。
見積書を見る時には、塗料だけでなく、塗装方法(塗装回数)をきちんと確認し、塗装回数を怠るような塗装業者を選ばないようにしましょう。
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おすすめのセラミックを含んだ塗料は?
セラミックを含んだ塗料には、様々な種類の塗料がありますが、その中でも、耐久性が高いおすすめの塗料を2つご紹介します。
①アステックペイントのおすすめのセラミックを含んだ塗料
《セラマックスシリーズ》
セラマックスシリーズは、セラミック成分の配合により、低帯電性、親水性に優れた塗膜表面を形成する為、低汚染効果を発揮し、長時間美観を保持する低汚染性を実現しました。
また、紫外線や雨などによる塗膜の劣化要因に対して、強い耐候性を発揮する塗料です。
ベースになる樹脂塗料には、フッ素、シリコンがあり、それにより耐候年数も異なります。
②アステックペイントのおすすめのセラミックを含んだ塗料
《プラチナ無機コートシリーズ》
耐汚染性に優れたセラミック成分を含んでいますので、帯電しにくく、親水性に富んだ塗膜表面を形成します。施工3ヶ月後から汚染が回復し始め、1年半後にはほとんど汚れが目立たない程度まで回復し、美しさが長期間持続します。
ベースになる樹脂塗料は、紫外線に分解されない成分(ガラス成分)を主原料としている塗料なので、期待耐久年数20年以上の塗料です。
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ここまで、セラミックを含んだ塗料についてお話してきましたが、いかがでしたか? 外壁塗装にセラミック塗料をお考えの方は、セラミックを含んだ塗料について正しい知識をもち、価格だけで判断せずに、ベースとなる樹脂塗料の特徴も理解、比較して、塗料選びをしましょう。ぜひ、大切なお家に永く快適に住むために、最適な外壁塗装を実現して下さいね。
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