すまいる日記♪
『 無機塗料のメリットとデメリットは? 』
2016年09月02日(金)
滋賀県ひこね市の
プロタイムズ彦根店 有限会社 彦根塗装
すまいるサポートの織田です♪
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塗料には、無機塗料と有機塗料があり、
世の中に出回っている塗料の種類のほとんどは有機塗料です。
無機塗料はまだ種類が少なく、
あまり聞いた事がない、性能がよくわからないという方も
いらっしゃるかもしれませんが、無機塗料は高い耐候性から
今、注目されている塗料です。
どんなメリットやデメリットがあるのか、
どんな場合に向いているのか、特徴・性能、
無機塗料と有機塗料の違いについてお話したいと思います。
無機塗料についての情報を知りたい方は、
是非参考にして下さい♪
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無機塗料について知っておきたい知識
無機塗料は無機物を主成分とした塗料
無機塗料とは、セラミックやケイ素などの無機物を主成分とし、 寿命が長く、他の塗料とくらべて高い耐候性を誇ります。
無機物は紫外線などにさらされても、劣化が起こりにくい
という性質を持っており、この性質を塗料に取り入れたことで
15年以上の耐候性を実現しています。
この無機塗料は、外装用塗料の1番の課題であった、
「紫外線による塗膜の劣化」を解決するために開発されました。
無機塗料と有機塗料の性能の違い!
無機塗料と有機塗料の一番の違いは「樹脂」にあります。
樹脂とは、塗膜を作る主成分で、塗膜の基本性能は
樹脂によって左右されます。
【無機塗料】
鉱物などの自然物(無機物:炭素を含まないもの)
を主成分とした樹脂を使用。
高い耐候性・低汚染性を備えています。
耐候性は約15年
塗装することで紫外線を浴びても劣化しにくい
耐候性の高い塗膜を形成することができます。
【有機塗料】
石油などの有機物(炭素を含むもの)から成る樹脂を
使用した塗料。一般的な塗料のほとんどはこの有機塗料です。
耐候性は一般的に約10~20年
金額も安いものから高いものまで幅広い種類の塗料があります。
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無機塗料と有機塗料のメリットとデメリット
<無機塗料のメリット>
①耐候性が高い
15年以上の高い耐候性を持ちます。
無機主成分を主としているため、雨や紫外線など
にあまり影響されないので、外壁表面を長期間に渡って
保護することができます。
屋根は建物の中で最も紫外線を浴びる場所なので、
無機塗料で塗装すれば、紫外線の影響を受けにくいという特性を
存分に発揮できます。
②不燃性がある
主成分が炭素を含まない無機成分で出来ているため、
有機塗料と比較すると、火事の際などにも燃えにくく、
万が一の隣家の火事の際などにも、この不燃性により、
二次災害の確率を低くすることが期待できる。
③カビ・苔が発生しにくい
カビ・苔の栄養分である有機物の含有量が少ないため、
カビや苔が発生しにくいということが挙げられます。
苔は、単に美観を損なうだけでなく、苔の根から発生する「根酸」という酸性物質により、本来アルカリ性であるスレート瓦が
酸化してしまい、素材自体の耐候性を低下させる恐れがあります。
<無機塗料のデメリット>
①他の塗料より価格が高い
塗料の中でも耐候性の面で機能性が高く、施工の際は
値段が高くなる。
②ひび割れしやすい
主成分が無機物で構成されているため、有機塗料と比較すると、
塗膜が硬いという特徴があります。
建物の外壁表面にひびが入った場合は、一無機塗料で形成された
塗膜も一緒にひび割れを起こしてしまうことがあります。
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<有機塗料のメリット>
①ひび割れに強い
ある程度の伸縮性がある。
建物は外的要因によって常に少し揺れており、その揺れによって
外壁表面にひび割れが発生することがあります。
有機塗料は伸縮性があるため、外壁表面にひびが入っても、
一緒に塗膜にまでひびが入るリスクを軽減することができます。
塗装の一番重要な役割である「防水」の機能を果たすには、
外壁は有機塗料で施工するのがおススメです。
②価格帯が幅広い
無機塗料とくらべて、各塗料メーカーごとに種類が豊富で、様々な価格帯が揃っているため、幅広い塗料から選ぶことができます。
<有機塗料のデメリット>
①紫外線の影響を受けやすい
太陽の紫外線にさらされることで、塗膜の劣化が目立つように
なり、紫外線の光を浴びることで、塗膜の結合が分解され、
塗料の構成成分である顔料が表面に浮き出る「チョーキング現象」が発生します。
②耐火性が低い
主成分は石油・石炭からなる有機物なので、炎に弱いという
弱点があり、隣家の火事の際には、無機塗料とくらべると
炎が燃え移りやすく二次災害に繫がる可能性が高くなる。
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無機塗料・有機塗料、双方にメリット・デメリットが
ありますが、おすすめの組み合せ方法の例としては、
・高コストでも長持ちさせたい→無機塗料
・コストを抑えたい→有機塗料
・劣化が進行しやすい屋根→無機塗料
・外壁→有機塗料
を選択するとよいでしょう。
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無機塗料に関する留意点
●塗装をするには、一定の職人の技術が必要ですが、
高い耐候性を高めるためには、汚れや旧塗料を除去し、
新しい塗料を均等な厚さに塗っていく必要があります。
特に、無機塗料のように耐候性の高い塗料の場合は、
一定の厚さに塗らなければ、その効果が十分に発揮されないこともありますので、依頼する業者に、無機塗料で施工した実績が
あるか、確認しましょう。
●無機塗料には、塗膜表面に汚れが付着しにくいという特徴も
ありますので、新しい塗料と無機塗料で形成された旧塗膜が
うまく密着せずに、早期の剥がれを引き起こす可能性があり、
無機塗料の上からは再塗装できない場合があります。
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ここまで、一般的な無機塗料と有機塗料の違いについて
お話してきましたが、無機塗料のひび割れしやすい性質を
改良した、画期的な無機塗料がありますので、ご紹介します。
アステックペイント プラチナ無機シリーズ
アステックペイントのプラチナ無機シリーズは、
ガラス成分(無機)と樹脂(有機)のハイブリッドにより、
硬さ(キズに強い)と柔軟性(割れにくい)の両方を
実現した塗料です。
無機塗料の弱点であった割れやすさを解消し、
硬度はそのままに、割れ・はがれを起こさない柔軟性を
併せ持つ塗膜を実現しました。
プラチナ無機シリーズの塗料を塗った鉄板を
折り曲げている様子です。
このプラチナ無機シリーズは20年以上経過しても、
光沢保持率80%を維持する超耐候性塗料で、
一般的に15年程で劣化が始まるといわれている
フッ素樹脂塗料の上を行く塗料と言えるでしょう。
耐汚染性に優れたセラミック成分を配合しており、
帯電しにくく親水性に富んだ塗膜表面を形成することに
成功していますので、施工後すぐに汚れが付着しても、
施工3ヶ月後から汚染が回復し始め、1.5年後には
ほとんど汚れが目立たない程度にまで回復し、
美しさが長期間持続します。
この、プラチナ無機シリーズについて、
もっと詳しく知りたい!という方は、お気軽にお声かけ下さい♪
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今回は、無機塗料についてお話しましたが、
いかがでしたでしょうか?
無機塗料の利点は、高い耐候性を持ちますので、
紫外線による劣化が起こりにくいので、屋根塗装に使用すれば、
その機能を十分に発揮できるでしょう。
また、外壁に無機塗料を使うなら、ひび割れに強い
プラチナ無機シリーズがおすすめです。
塗料の特性をしっかりと理解し、満足のいく塗料選びができると
いいですね。
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